リフォーム(座卓兼用掘りこたつ) ’04.5
母が絵を描いたり、書道をしたりと、趣味をする部屋に座卓兼用掘りこたつを作ってほしいと依頼を受けたので、挑戦してみました。
 
 まずは根太と土台を切り、切ったところの補強をします。
 基礎石もグラインダーで削り落としました。
 
掘りこたつの下の部分になる桶?を作りました。

湿気がたまらないように、材料には桐の板を使いました。

また、床下を空けてみると、下からとても冷たい風が入ってきましたので外側には発砲断熱材を貼り付けました。
床下が冷え切った状態でこたつを点けるのは効率よくありません。

と同時に、夏場はこの冷たい風を利用しない手はないと思い底板を取り外せるようにしました。
床下からの風で、部屋が涼しくなればいいのですが。
 
底板をはずして、床下の風が入ってくるのだから、床下が湿っていたり、かび臭いとよくありませんので、
床下調湿炭を敷くことにしました。また、直接土の上に敷くと土の水分を吸ってしまうので、発砲断熱材の残りを細く切って下に置き、その上に炭を置きました。
 
桶を埋め込み、框をはめ込んだところです。桐で作ったスノコの下にコタツのヒーターが入ります。
ヒーター用の電源コンセントも内部に取り付けました。
框は杉板でつくり、ミネステインで着色、オスモクリヤーで仕上げました。
框を取り外して、スノコを上に置けばその上に畳を引くこともできます。ただし、常時畳を収納する場所に困ります。
コタツを置いたところです。(完成形)
どうなるか不安でしたが、予想以上の出来栄えに満足。


作業の感想
部屋自体が正確に採寸されてなく、部屋の対辺の寸法がずいぶん違っていたり、畳のサイズがそれぞれ違っていたりしたので畳の取り回しや桶のサイズ決定にずいぶん迷いました。
根太も等間隔でなく、いい加減なものでした。
床の張替え(パインの床)のときにも部屋がまっすぐでなかったり、直角でなかったりしたためにずいぶん苦労しましたが、一昔前に建てた家って、こんなにもいい加減なものなんでしょうか???

製作日記