進 化 
スペース有効活用、機能性重視、それでいてカントリー・・・
 
ここはキッチンの中。

据付のカップボード(キッチンボード?)を取り付けるため、
天井から10cmほどの垂れ壁をつけてもらっておきました。
 
これを見た人はみんな、「これ何?」って聞きます (^^)
まずはカウンター部分から作ります。

カウンターの下になるところを作成しています。
引き出しの受け枠?を作るのが最初の仕事。
カウンター部分の外枠が出来ました。
左側には、引き出しが2つと開きドア、中央にはスライドが2段、
右側にはキッチンワゴンを収納できるようにする予定。
カウンターは30mmのパイン材を使用。

縁の加工にトリマーを使わず、グラインダーで、ザックリと凸凹を掘り込みました。
写真では分かりにくいですが・・・
次は、カウンターの上の部分。
でかいので、2つに分割して作成します。
カウンターの上に載せてみました。サイズはピッタリ。

地震にも耐えられるように、壁と天井に固定します。
冷蔵庫の上の棚がまだです。
ネットで、連動コンセントタップと、ブロア(送風)ファンを購入。
 
これをカウンター上に配置する。
電子レンジや、炊飯ジャーを使用すると、自動的にファンが回り、蒸気を外へ吐き出す仕組み。
さて、いよいよ扉の作成に取り掛かる。
今回は扉の框組にR(曲線)をつける。初の試みである。
まずは、曲線のテンプレートを作る。
が・・・
鏡板と横框の重なり部分が計算間違いで、これはボツ!
 
という訳で、テンプレートの作り直し。

今度は、パソコンで正確な図面を作成し、板に貼り付けて、糸ノコ盤で慎重に切り出す。
テンプレートに沿って横框を切り出したところ。
これは、幕板の下書き。
いつもこの形をどうするかでずいぶん悩む・・・
左:扉の框組み他、装飾部材を塗装。
右:框組みの枠にアクリルガラスをはめ込んだ所。
こちらは鏡板を入れた框組み扉。
曲線つきの框組みは初めてだが、なかなか上手くいった。
扉を順次取り付けていく。

ん〜、いい感じ・・・。でも何か物足りない・・・
そう、やっぱりカントリーといえば"格子"!ということで、ガラス扉には格子をつける。

この方がいけてると思う。
格子をつけるのも難度は高い。
細い部材にルーターで溝を掘るのは結構難しく、失敗も多い。
何より、指が危ない!
オーブントースターを収納する棚には、幕板を取り付けてあるが、
高さがぎりぎりでトースターを出し入れするには窮屈なので、
ここも開閉できるようにした。
カウンター部の炊飯器置き場、その下の米びつ置き、さらにその下の引き出しにもスライドを取り付けた。
炊飯器の上部には炊飯器のスイッチと連動して起動する送風ファンを取り付けた。
こちらは、キッチンワゴンの製作。
天板には、熱いものが置けるように、2色のタイルを張る。

間隔が均一になるようにスペーサーをかます。
天板の手前、裏側には溝を掘って、ワゴンを引き出しやすくした。
ワゴンの裏側(背板)には、リビングの腰壁同様の仕様。
天板の下には、スライドテーブルを収納して、さらにテーブルを広く使えるようにした。
ケーキ作りを楽しむ妻はテーブルをより広く使いたいらしい。
その下には、引き出しを収納。
ワゴンの中はゴミ箱である。
はじめ、開き扉にしていたが、開く角度がかなり大きいこと、ゴミ箱が斜めになるので、
使いづらい、引き出しスペースが取れないということで、妻のクレーム・・・

スライド式に改造し、一件落着。
2分別ゴミ箱と、その横には空き缶入れ。
ちょうどいいゴミ箱が見つからなかったのでこれも製作。

当初、扉も3分割しようかと思ったが、
同時に開けられるほうが使い勝手がいいだろうということで一枚扉にした。
ワゴン収納部、およびワゴンの角にはキャスターをつけ、
スムーズな出し入れが出来ると同時に、角をぶつけてしまうことを回避できる。
 
ワゴンをキッチンボードに収納したところ。